管理組合の理事長には権限があると勘違いした人が多い

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居住者との会話や定時総会での意見交換時に、よく私が感じる時があります。

「理事長の権限で決めればいい。」

「理事長の言ったことには皆んな従うよ。」

こんな言葉を良く言われます。

そこで私は都度、言い返します。

「理事長に絶対的な権限なんてありませんよ。」

「勘違いしないで下さい。」

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絶対的な権限を持ったイメージがある

理事長にはなぜか、絶対的な権限を持ったイメージがあります。

それは「理事長」という言葉からでしょうか?

実際、一般的には社団法人や財団法人などの組織の理事役員や理事長を経験した人は少ないと思われます。

だからテレビドラマや推測で「理事長」は一番偉い人だから、絶対的な人というイメージになっているのかもしれません。

管理会社担当者も

「理事長、理事長。」

と言いますから、理事長になった人の中には偉くなったような気分になる人もいるかもしれません。

そういう私も理事長職の経験はありませんでしたので、最初は戸惑いました。

「理事長って偉いの?まあ何が偉いのかわからないけど?」

と思ってました。

ちなみに当マンションでは理事長と呼ぶのは、私自身が禁止しています。

全員「さん」付けで呼ぶように周知しています。

権限ですが、当然のごとく管理規則に理事長の権限について条項はありません。

理事長は単なる役割です。

私はこのような話がでる度、毎度説明するようにしています。

「理事長は偉くもなく、権限もありません。」

「マンションの事は居住者の皆さんで決めるのです!」

「私はその取り決めの段取りをしているだけです!」

「それが理事長の役割です!」

権限と共に全責任を負うイメージもある

権限と同様で困った事に、全ての責任を負わされるようなイメージもあります。

それはマンション管理の運営でトラブルが起きた時に顕著に表れます。

「理事長さんが決めたことだから、理事長さんに何とかしてもらいましょう。」

このような事を言われました。

そして私は、はっきり言います。

「私が決めたのではありません。皆さんで決めたのです。」

「なぜなら総会で議決を取っているからです。」

こう話すと納得はされるのですが、どうしても責任負うイメージがあります。

だから誰も理事長をやりたがらないのです。

私も最初はこの部分で随分苦労しました。

でも今ではそんな変なイメージはあまり感じません。

意識した変えた訳ではありません。

気が付けば誰も権限や責任の話はしないようになりました。

推測ですが理事長を担当して心がけたのは、居住者に対する情報開示です。

「理事会が何をやっているかわからない。」

そういう意見を良く聞いたいたので、当理事会はトラブルがある度に住民説明会を開催していました。

そしてその解決をするための進捗報告を議事録以外にわかりやすく、掲示板に掲示していました。

これがどうも良かったらしく、誰が何をしているかが伝わったと思われます。

そして時には居住者の協力を求めたりしましたので、結果的には居住者の皆さんで事を実行する流れにしていました。

知らない世界での活動は個々の解釈や推測で物事を話すものです。

情報開示を行うと、理解度が違います。

これが当マンションでは良い方向に働いたと思われます。

まとめ

昨今よく言われる「情報開示」ですが、「個人情報やプライベート」とは相反することなので、簡単に事を進めるのは難しいです。

でもマンション管理でいえば、対応範囲は共有箇所だけに限定するのであまり難しいとは思いません。

当たり前ですが居住者個人の事まで入ると収集がつきませんし、必ずトラブります。

マンション居住者全員にして欲しいことは、当然情報開示すべきなので、後はその伝え方が重要です。

当マンションは「住民説明会」を私が理事長になって1年間で5回しました。

多いと思われるかもしれませんが、お陰で情報はある程度共有できたと感じています。

方法はそれぞれのマンションでいろいろあると思います。

掲示板だけではない「情報開示」を行うことが、管理組合や理事会の活動を理解していただく一番の近道ではないかと思います。

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